◆エンタメだけじゃない!業界ごとの事例に学ぶVR活用方法まとめ

  • コラム

VRってどんな活用方法がある?

これまでもいくつか当ブログでVRの活用方法をお伝えしてまいりましたが、やはり今でもVRといえばアトラクション施設やゲームなど、エンターテインメント業界でよく利用されている印象が強いのが事実です。 本日はエンターテインメント業界以外で活用されているVRの導入事例を、様々なモデルケースと共にご紹介させていただきます!

建築×VR×設計・内見

pixta_31781274_L 建築業界でのVRは比較的導入が進んでいる分野の一つです。 企業側での利用方法として、これまで図面やCADなど建築物のデザインで表現しきれなかった部分が、VRを用いるとVR環境内で完成後のイメージを用いて話ができるようになります。これにより設計者、施工者の意思疎通がスムースになることが想定されます。 VRを用いることで3D模型の作成が必要なくなり、データ上で修正を逐一変更できるようになります。人件費や材料費を圧縮できるほか、効率的な情報交換を行うことができるようになります。 また、建物の内見にVRを用いる企業が増えております。例えば転勤などで遠隔地の家を決める必要がある時、休日のたびに物件探しに出かけるのは遠隔地になればなるほど、資金も時間もかかってしまいます。その際にVRを活用すればいくつか物件を選択し、遠隔地から実際の不動産を内覧したような感覚になることができます。 また、マイホームをオーダーで建てる際にも、デザイン案を紙や模型で見せられるよりも、完成系をVR空間内で疑似体験することができれば、実際に生活する上でのハードルとなり得る部分やこだわりも反映させやすくなります。

ジャーナリズム×VR×その場にいる疑似体験

私たちが今テレビや新聞を通じて世界中で起きていることは知ることができます。ただ文章で読んでも、映像を見ても、どうしても遠い世界の出来事のように感じてしまい、「自分ごと」として捉えることは難しいのが事実です。 そのような中、新たな報道の在り方として、VRを活用した取り組みがアメリカのニューヨークタイムズ社を皮切りに世界中で行われており、日本ではNHKや朝日新聞が「体験型報道」としてVRを用いた取り組みを行っています。 例えば、「Nobel‘s Nightmare」というVRコンテンツはシリア内線の現状を伝達するために制作されたものです。空爆によって路上で逃げ惑う様子や、崩壊した建物が撮影されており、VRゴーグルを装着することで現場の悲壮感や不安感をまるで自分がその場にいるように体感することができます。 普段、日本で生活していると戦争が起こっている世界は別世界のように感じてしまいますが、VRで体感することで、「同じ地球でこんなことが起こっているのか」と自分自身がその場に立ち寄っているようなリアルさをもって認識させる力があります。 もちろん、報道の内容によっては向き不向きはありますが、VRの360度映像による没入感のある問題提起は、視聴者に「何かアクションを起こそう」という注意喚起・意識改革にもつながります。

医療×VR×遠隔教育

VRは最先端の技術を常に追い求める医療業界でも導入が進んでおります。 こちらは弊社で提供しているサービスの紹介になりますが、VRで「遠隔医療教育」を行う取り組みがスタートしております。ただVRで360度映像を繋ぐのではなく、映像内でマーキングやコメントのやりとりを行えることで双方のインタラクティブなコミュニケーションも可能となります。 実際に導入が進んでいる例として、「筋膜リリース」と呼ばれる治療法を普及させるためにVR遠隔医療教育を用いられております。特別な技術が必要な治療法は、実技指導を行う上でもんだとなる教育場所や時間といった物理的制約を解決する画期的なソリューションとなっております。

司法×VR×証拠提示

司法の現場でもVRが使われるようになってきました。 アメリカの例ですが、法廷などでVRを用いて証拠を検証するための導入が検討されております。スイスのチューリッヒ大学の法医学研究所の研究者が開発したもので、証拠提示方法の一つとしてVRを用いて犯罪現場を歩き回って確認できるシーンをつくるためにVRを活用しております。 Here’s How VR is Reshaping the Criminal Justice System – VRScout https://vrscout.com/news/vr-criminal-justice-system/

VRはアイデア次第で活用方法は無限大!

如何でしたでしょうか。今回ご紹介したのはあくまで導入事例の一例ですが、普段あまり目にしないVR活用方法があることを知っていただけましたら嬉しいです。 VRは業界を問わず導入が可能なソリューションですので、アイデア次第で今回紹介していない業界でも広く活用できるものかと思います。何かご不明点等ございましたら、是非弊社VR事業部までお気軽にお問い合わせくださいませ。 {{cta('48cbc5ef-2469-4b18-9bb4-5aea6a464bd0','justifycenter')}}

TOP