◆【VR教育】明治大学アカデミックフェス参加レポート!
皆様、こんにちは。
今回は明治大学アカデミックフェスの様子についてレポートします!
クリーク・アンド・リバー社は、福地健太郎教授と共に
VR教育研究に関する展示を行っておりました。
当日は学生さんや教育関係の方々を始め、たくさんのお客様にVR体験をして頂きました。
足をお運びくださった方々、ありがとうございました!
さて、研究についてはまだ公開できない情報もございますが、
折角ですので今回の取り組みについて、
少しだけレポートしたいと思います。
※本記事は、当日放映していた福地健太郎教授のインタビュー動画を元に作成しています※
■VR教育の研究と取り組み~VR=新たな教材としてのポテンシャル~
現在大学の講義は、教室で先生の話を聞く「座学形式」がメインです。
そんな中で近年、録画教材への需要が高まっています。
いつでも好きな時に繰り返し授業を受けられる録画教材はとても便利ですが、
実際の座学に比べて集中しづらい、のめり込めない、モチベーションが上がらない、
などの課題も抱えています。
こうした課題の解決策として注目されているのが、VR教材です。
先端技術の面白さに加えて、没入感のある360°体験は学習者の集中力を高めます。
また、一人で録画教材を見ているとどうしても受動的な学習になりますが、
VR教材であれば「周囲の人間との関わり合い」を仮想空間で再現することが出来ます。
現在は、例えばVR上で「よく質問する学生」や「正解に近い不正解を発言する学生」を
再現して学習者の隣に配置いた際、学習者がそうした振る舞いから受ける影響について、研究が進められています。
■VR教育の課題~ヘッドマウントディスプレイ装着の弊害~
VR教育は学習者の集中力を高め、能動的な学習を促す効果が期待できますが、
まだまだ完璧な訳ではありません。
ヘッドマウントディスプレイで目を覆ってしまうことにより、
下記のような弊害が考えられます。
・ヘッドマウントディスプレイを付けながらノートが取れない
・視聴と同時に他の教材を眺められない
・学生同士や先生と学生のコミュニケーションが取りづらい
・(VRでの集団教育の場合)先生が学生の表情が読み取れず、講義内容への理解度がわからない
こうしたVR教育が抱える課題については、各所で研究が行われており、
ゆくゆくは技術の進歩によって解決されていくことが予想されています。
福地教授とクリーク・アンド・リバー社では、課題を解消すべく、現在共同研究を進めています。
■VR教育の課題に対する取り組み~ヘッドマウントディスプレイ装着者の表情を読み取るには?
「ヘッドマウントディスプレイ装着者の表情がわからない」という問題は、
いろんなところで扱われています。
この課題を解決するにあたって、現在様々な取り組みが進められています。
各所での様々な試みは、
・ヘッドマウントディスプレイの内臓カメラで眼球の動きを撮影し、表情を推定する
・ヘッドマウントディスプレイ装着者の口周りの表情を捉えて全体を再現する
・ヘッドマウントディスプレイ以外のセンサーを利用者に持たせて感情を推定し、表情を合成する
などが挙げられます。
福地教授とクリーク・アンド・リバー社は、今後もこうした課題に向き合いながら、様々な取り組みの中から我々の目的に沿うものを上手く採用して使って研究を続けていきます!
現在公開出来る情報は少ないですが、こうした取り組みにご興味をお持ちの方、
教育分野でVR活用をお考えの方、お気軽にお問合せください。
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