◆VR導入による教育の効果とメリットとは?企業の導入事例も解説

Oct 12th, 2021

 

現在、企業では社員の教育のためにVR導入を検討しているところも多いでしょう。しかし、自社の社員教育にどのように利用できるのか、VRの具体的な活用方法に懸念を抱いているケースは少なくないようです。そこで今回は、VR導入による教育の効果や成果、VR導入のメリットからデメリットについて、導入事例もあわせてご紹介します。

 

VR導入による教育の効果とメリット、デメリット

VR導入に対する懸念としては、社員教育として自社でうまく活用できるのか、費用対効果はどれくらいよいのかなどがあることでしょう。そこで、弊社が提供してきたVR導入の事例から見えた効果やメリット、デメリットについて解説していきます。

VR導入教育のメリット・効果

VRではリアリティの高い疑似体験ができることが大きなメリットであるため、建設現場での事故防止研修などに活用されています。例えば、VR空間内で工事車両の操作ミスによって生じる逸走災害を体験してもらうと、「手順を間違えると人災が発生する危険がある」と言葉で伝えるよりも、危険性が臨場感を持って感じられるため、教育効果が高くなります。

そのほか、工場での機械操作やメンテナンス作業などにおいても、研修にVRを用いることがすすめられます。VRではなく、実地研修を行うとなると、実際の現場での移動や、数の限られた機械を使用するなどによって、現場の作業に支障をきたしてしまうケースがあるからです。したがって、機械操作のシミュレーション、安全教育の説明などはVRを通して行ったほうが時間も費用も節約でき効果的なことが多いでしょう。

VR導入による教育のデメリット

VR研修をする場合には、少なくともVR視聴機器の導入コストという負担がかかります。

また、研修中は仮想空間に意識が集中するので、周囲が見えなくなります。状況によっては危険な状態になる可能性があるということを認識しておかねばなりません。対策としてはVR機器を使う際には周囲の安全を確認してから、VR研修に支障が出ないように注意するなどがあります。

さらに、工場での機械操作などの習熟はVRによるシミュレーションが最適ですが、工場内のルールや安全に作業を進めるための工程などは現場で体感的に覚えるところもあるので、研修はVRだけで十分であるとはいい切れません。VRを導入しつつ、現場の見学も取り入れるなど、柔軟に対応していくとよいでしょう。

 

企業によるVR導入事例

実際にVRを導入した企業では、どのようにVRを活用しているのかと気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、弊社の事例のなかからいくつかご紹介しましょう。

株式会社きんでん様のVR高所作業車逸走災害体感教育ツール

株式会社きんでん様では、工事車両の操作ミスで生じる災害を仮想空間内で体験できる「VR高所作業車逸走災害体感教育ツール」を開発しました。弊社から提供したのは、VRゴーグルOculus Questを3台、コントローラーのOculus Touch、3名の動きを俯瞰的に確認できるモニタリング用PCです。VR研修での設置作業、運搬・持ち運び、新規コンテンツの追加もそれぞれ容易にできるようになっています。

徳島市様の阿波おどりVR

徳島市様が、徳島県阿波おどり会館にて、体験型展示のリニューアルを実施しました。

弊社にて、VRコンテンツの企画・演出・制作から VR ゴーグルなどの機器提供、4か国語に対応した汎用性の高い無人運用視聴のためのシステムの提供など、展示施設の施工管理までを対応し、現地で見ているかのようなリアリティを体験できるようになりました。

鉄道博物館における御料車VR

株式会社トータルメディア開発研究所様が、鉄道博物館にて展示されている、天皇や皇族を乗せた「御料車」の中に、VR 上で入ることができる体験型コンテンツを実施。Oculus Questにより、展示された車内の様子を見物でき、まるで車内にいるかのようなリアリティが体験できるようになりました。 導入した結果、入場者の増加などの効果が見られているようです。

ハウステンボス株式会社様のVR アトラクション

ハウステンボス株式会社様が展開するテーマパークにおいて、コンテンツ開発および機材販売とシステム開発を担当させていただきました。アトラクションは「VR心霊百物語~廃病院~」、「ブロックブレイカー」など。VRの仮想空間の中で目の前に見ることができる演出が好評のようです。

 

「ファストVR」の特色

ここで、徳島市様の阿波おどりVRの事例でも使われた弊社の教育VR作成サービス「ファストVR」についてご紹介しましょう。

「ファストVR」は他社とは違うポジションを持っており、例えば、体験型の運用が少々難しいVRに対しては座学型を採用、座ったままVR研修や安全教育を実施することができます。

また、汎用型では実際の現場は再現できませんが、「ファストVR」はオリジナル型で自主制作が可能なので、理想とする研修が実装可能です。2時間で教材作りからVR講座運用まで簡単に実装ができます。

今日では、VRの高い教育効果からVR研修を導入する企業は増えています。「ファストVR」を導入すれば自社内での研修で使う教材を簡単に作ることができるのでおすすめです。

 

企業のVR導入による課題

最後に、VR導入の課題について説明しましょう。

導入コストがそれなりに高くなる

VR導入コストとしては、物理的なデバイスやシステムを導入するための金銭的なコスト、VRによるコンテンツ制作のための学習コスト、維持運用するための人的コストが挙げられます。

具体的な数値としては、VR導入自体には数百万円から、数千万円かかるといえるでしょう。人的コストは別に見積もる必要があります。VRゴーグルの扱いが難しいという方への教育や、機械の扱いが危うい方やリテラシーが低い方の教育には、相応の人的リソースが必要となってくるからです。人的コストを抑えるためには、VRゴーグルなど最新機器に抵抗のない人員を配置するなどしておくとよいでしょう。

前述のように、弊社の「ファストVR」は自社内で簡単にマニュアル作成ができ、講座運用アプリに入れるだけと手間いらずな点がメリットです。VRコンテンツ作成の都度、外部ベンダーに頼むのが大変だと感じている方もいるかと思いますが、そんな方にこそ「ファストVR」がおすすめです。社員が研修に興味を持ちやすいようなクイズ形式やインタラクティブなVR教材を作ることも可能です。そして、大きな予算がかかるCG型ではなく実写型の教材が入れられる弊社のサービス「ファストVR」なら、VR導入の初期費用は100万円と、コスト的にも検討しやすくなっています。

運用面での安全性が不安定

VRの安全性については総合的なデータを集めつつある状況といえるでしょう。VRゴーグル装着による画面酔いや気分が優れなくなるなど、一時的に受講者に影響を与える可能性はあります。なかには、VRゴーグルを使った研修では酔ってしまうが、実際の現場での機械操作では気分が悪くなるということはないなど、VRに抵抗がある方もいるかもしれません。そのような場合は、座学で機械構造の説明をするなどの対策ができるとよいでしょう。

VRの教育は効果とコスト面で見てメリットがある

VRは現在すでに実用段階であることは確かであり、実際の企業研修への導入を検討することも時期尚早とはいえなくなりつつあります。

 

VR導入で十分なものはVRに任せることで、教育や研修に関わる負担の軽減を目指し、企業活動をより効率的にされてみてはいかがでしょうか。

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