◆VRとは? | AR、VR、MRの違いについて(1)

  • 基礎知識
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昨年2016年は「VR元年」と呼ばれ、最近テレビや新聞でもよく注目を集めているVRですが、似たような技術にARやMRと呼ばれるものがあります。
これらの技術がどのように違うのかを数回に分けてご紹介致します!
第一回は「VR」についてです。

 

VRって何?

VRは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略式名称で、日本語では”仮想現実”とも呼ばれます。厳密には、VRとは、「コンピューターの生み出した現実ではない3次元空間」 という意味です。
VRをわかりやすく言えば、
・Virtual = 仮想 とは、「現実ではない別の空間」ということを意味して、
・Reality = 現実 とは、「私たちが経験するもの」を意味します。
ちなみに、よくヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)=VRと思われている方が多いですが、HMDでのVR以外でも、大型スクリーンを活用した裸眼VRや、戦場の絆などのようなアーケードゲームとして商品化され成功したものもあります。
 

VR元年って何?

VRの技術自体は1930年代から研究されてきた中、2016年にOculus社のOculus Rift (オキュラスリフト) と、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント社のPlayStation VR、HTC社のHTC Viveの登場がけん引し、機材や開発環境も従来に比べると安価に整ったことからイノベーションが起きたムーブメントのこと。
個人の娯楽から、教育や販促などの企業活動に至るまで、VRがスマホやパソコンと同じように時代を変えることを期待されている。
 

HMDは大きく分けて3タイプある

VRのトレンドとなっているHMDは大きく分けて以下の3タイプがあります。

・コードでパソコンと繋がれている「ハイエンド型」

メリット    :高画質で没入感の高い視聴体験ができる.
ポジショントラッキング等のハイスペックな処理も可能。
デメリット:周辺機器を多く必要とし、機材調達や・開発費がかかる。
また、オペレーションのハードルが高い。
 

・スマホを専用のゴーグルにはめて視聴する「簡易型/ローエンド型」

メリット    :身近なスマホを使い、誰でも手軽に視聴体験ができる。
紙型のHMDなど、安価な費用で楽しめる場合も多い。
デメリット:スマホはVR専用機でないため、熱暴走の問題など、長時間の視聴には適していない。
 

・CPUやバッテリーが内蔵されており、他の機器を必要としない「スタンドアロン型」

メリット :PCやスマホなどの周辺機器を必要とせず、
ケーブルレスで取扱いが非常に容易。また専用機のため、本格的なVR体験ができる。
デメリット: PCで処理を行う「ハイスペック型」ほどは、高負荷な処理ができない。
 
まだ商品自体のバリエーションは少ないですが、
将来的にはこのスタンドアロン型がVRゴーグルの主流になると言われています。
 
当社で主に扱っているのは最後の「スタンドアロン型」というタイプのVRゴーグルです。
是非ともその扱いやすさ、ビジネス向けのVRとしての活躍の可能性をご体験下さい!

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