昨年2016年は「VR元年」と呼ばれ、最近テレビや新聞でもよく注目を集めているVRですが、似たような技術にARやMRと呼ばれるものがあります。これらの技術がどのように違うのかを数回に分けてご紹介致します!
第二回は「AR」についてです。
ARって何?
ARは「拡張現実(Augmented Reality)」と呼ばれ、言葉の通り現実世界をベースとして「拡張」させるものです。
例えば、「ポケモンGO」のように、スマホのカメラをかざせばキャラクターが登場するようなものや、3DS、GoogleグラスやカーナビARカメラ等が代表的です。比較的身近で、話題に上っている技術です。
ARは大きく分けて3タイプある
・ロケーションベースAR
ロケーションベースはGPS等から取得できる位置情報に紐づけて情報を画面上に表示する技術です。位置情報に加えて、磁気センサによる方位や加速度センサによる傾きなどを総合して表示させることができます。
ある決められた場所の位置が近くなった状態で、スマホやタブレットをかざすとARコンテンツが出現します。比較的容易に扱える一方で、精度的には完璧なものは難しく、ズレの発生を防ぐのは困難となっております。
ex, ポケモンGO
・ビジョンベースARマーカーあり
紙などに印字されたQRコード等の位置特定用のマーカーをカメラで読み取り、その上にARコンテンツをい浮かび上がらせる技術です。ARの特徴は文字データだけでなく動画・音声・画像といった様々なデータを扱えます。
他のARと比べて認識がしやすく、安定的かつ瞬間的にARを発現させたいケースには向いております。
ex, 3DSをかざしてキャラを浮かび上がらせる等
・ビジョンベースARマーカーレス
マーカーレスARはマーカーを必要としないAR技術で、風景そのものに情報を付加する技術です。映像の中の一部分を分析・解析して画像の特徴点を認識し、そのターゲット部分をトラッキングすることで動きに合わせ向きや形状を変化させることができます。
ただし、画像分析が必要になり、計算量が多くなるのでハードウェアのスペックが高い必要があります。
ARについて少しは理解が進みましたでしょうか?
次回はMRについて紹介したいと思います!
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